投資における世情への着目。おなじみの有名銘柄はどうか

おなじみの有名銘柄はどうか

米国には世界的な企業も多いため、気になる銘柄、興味をお持ちの銘柄もあるでしょう。 ここからは、有名な銘柄についてみていきましょう。

スリーエム(MMM)人気のある銘柄ですが、売り上げが伸びておらず、やや悲観的です。 とはいえ、製造業のわりに高い営業利益率は注目されていいでしょう。 以前は私も保有していましたが、相次ぐ決算悪で値を下げてきました。

伝統あるビジネスモデルがどのように復活を遂げるのか注目です。

P&G(PG)あまり売り上げが伸びていないのが懸念材料でしたが、営業利益率も反転、20%超えと経営改革の成果が出て反発の兆しが見え始めています。 日本でも花王などの大手メーカーとの競合に苦しめられるなど、最近はPB(プライベートブランド)として似たような製品が作られてしまうことが多く、劇的にシェアを伸ばせる時代ではありません。 セクターとして厳しい環境だと考えられますが、ブランド力は依然、世界中で健在で、配当も魅力の人気銘柄です。

上場来高値を更新してきています。

ジョンソン&ジョンソン(JNJ)基本となる業績は悪くありません。

気になるのは、ベビーパウダーで訴訟リスクを抱えていることですね。 肌をさらさらにするタルクという物質の鉱脈がアスベストに近く、アスベスト混入の危険性が指摘されたことがあります。 実際、過去に日本でも他社製品でアスベスト混入が見つかって大問題になったことがあります。 J&Jは混入はないとの立場をとっていますが、米国で訴訟案件を抱えており、それなりのリスクがあります。

この問題に目をつぶれば、ヘルスケアで図抜けた安定感です。

アップル(AAPL)製造業で、やはり利益を上げるのが難しいセクターです。 そのため、業績のわりに常に割安に置かれることが多いです。 それでも、独自のブランド力とサービスで、時価総額を増やしてきました。

iPhoneのシェアは世界の携帯電話シェアでも20%以下ですが、iPhoneの稼ぎ出す利益は世界中のスマホメーカーの利益の合計よりも大きく、いかに高収益かが分かります。 ただし、高額化が影響して買い替えるサイクルが長くなっており、利益が出にくくなっている側面があります。 中国に強い、という独自の要素もあります。

アマゾンも中国にアクセスできていますが、シェアは5位くらいですし、グーグルやフェイスブックは中国では規制されています。 中国は海外企業を排除することで自国の企業を育ててきましたが、アップルだけは堂々とビジネスができています。

しかし、米中貿易摩擦が過熱すると、中国へのエクスポージャーはデメリットになり得ます。

現在は音楽配信や動画配信などのサービス部門に力を入れ、営業利益のさらなる向上を目指しています。 サービス部門では他社と同じくサブスクリプション化を目指しており、実際よく伸びています。

19 - 投資における世情への着目。おなじみの有名銘柄はどうか

マクドナルド(MCD)健康志向も影響し、売り上げが今後も順調に伸びていくかどうかは注視が必要です。 しかし、ブランド力、利益率の高さは強みといえます。

飲食は基本的にはとてつもなく難しい業界ですが、例外的に安定して成長しています。 マクドナルドも2000年前後は売り上げ、利益が伸びず、株価も低迷した時期がありました。 現在は、ビジネスモデルを指導し、収益を得るというロイヤリティモデルへの構造改革を図っています。

コンビニのフランチャイズのような形で収益を上げるということです。 直営店での収益だけでなく、ロイヤリティが安定すればマージンの高い、良い収益になります。

ウォルマート(WMT)圧倒的な大量仕入れ、大量販売というスケールメリットが魅力で、価格決定力のある大規模スーパーマーケットです。 ネット通販の台頭などで店舗型の小売は厳しい状況にあり、その代表格は家電販売店でしょう。

スーパーが家電量販店と大きく違うのは、ネットでは買いにくい生鮮食品を扱っていることで、日本もそうですが、デパートやスーパー、いわゆるGMSでは食品に活路を見出している状況です。 同族経営で有名で、一族は長者番付にも名を連ねています。 エクソンモービル(XOM)配当銘柄として知られ、個人投資家にも人気があります。

シェールオイルが生産できるようになったことで、米国は石油の輸入国から輸出国に転じました。 また、国際社会における非OPEC力も強くなっており、これまでのようにOPECが世界の原油価格を決めていくのではなく、プレーヤーが増えています。 需給も崩れ、石油会社は利益を確保しにくくなっています。

地政学リスクが高まった時以外、かつてのような高収益体質を維持するのは難しいといえそうです。 個別株投資を考えるうえで、有名企業を候補にする方は少なくありません。

それを踏まえ、ブログで質問の多い米国の有名企業について気になる点も含めてコメントしました。 あくまで私見であり、参考程度にご笑覧いただければと思います。

おすすめの記事